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ディレクター

UX(ユーザーエクスペリエンス)を中心にUI/UXを考えてみる

Webサイトを構築する上で大切にするべき点として、”UI(ユーザーインターフェース User Interface)”、”UX(ユーザーエクスペリエンス User Experience)改善”という言葉があります。
その中で今回はUXに重きをおき、メディアメイドで運用しているサイトで置き換えるとどんな改善が”UX改善”と呼べるのか、改めて考えてみました。

結局UX(User Experience)って何?

わかるようでわかりづらいユーザーエクスペリエンス、という言葉。
直訳すると「ユーザー体験」。う~ん…広い…。
そこでグーグルさんで調べてみたところ、
企業や工場の国際的な信用を得るためによく取得されている『ISO』でも定義されていました。

UXとは、
“製品、システム、サービスの利用および予期された利用のどちらかまたは両方の帰結としての人の知覚と反応。”
う~ん。わかりづらいですね。。

UXはよくUI(ユーザーインターフェース)と合わせて取り上げられることが多いです。
そこでUIとUXを区別する上で個人的にスッと入ってきた例を紹介します。

自動車メーカーのUX改善例

例:
ハイブリッドカーのエンジン音が小さすぎるため、後ろから車が来ていることに気づかず、人身事故が多発したり、運転手もドライブが楽しくないものになってしまっていた。

この時、車を運転している運転手と歩行者のUIとUXを考えて見ると、
UI→運転しているときに絶対に発生するエンジン音を静かにすることで車内空間がこれまでよりも快適になっている
UX→歩行者視点で考えると、エンジン音が聞こえないほど静かなため、普通の車ならわかる後ろから迫っている車に気づかなくなってしまった。

UIを追求しすぎて、UXを損ねてしまった

運転している人としては「乗り心地を考えた抑えたエンジン音」に対し、車に乗っている周辺の人にとっては「静かすぎて気づかないエンジン音」で悪影響を与えていたよい例だと思います。

結果、自動車メーカーがとったUX改善策は、
「車に乗っているときに感じるエンジン音はそのまま静かに車の外には最低限の車のエンジン音が聞こえるようにした」
というものでした。

UXはUIや企業の目標と相容れないこともある

このようにUIをよくすることだけがUXを最大限にできるとは限らないため、UXはサービスごとに追求し続けなければならないものだと考えています。

サイトの改善で心がけているターゲット設定

その点を踏まえた上で、まずは使う人をしっかりイメージすることを心がけています。

ターゲットの行動をしっかりと捉える

UXを考えるときにまずはターゲットを考えます。(これをよく”ペルソナ”と言っています。)
使う人は男性なのか女性なのか、子供はいるのか、どんなところで働いているのか、といったデモグラフィックと呼ばれる統計からわかる情報だけでなく、その人の興味がどんなところにあるのか、価値観はどうなのか、といったサイコグラフィックと呼ばれる趣味嗜好の部分まで考えるようにしています。

見ている人はどんな状況、性格の人なのか

こんな内容で検索した時にどう表示すればサイトのユーザーは満足できるのか、しっかりと検索しようとしているのか、それともスキマ時間で見ているのかといった内容です。

お子さんがいる方が多いのであればスキマ時間で見る方が多いでしょうし、しっかり検索したいと思っていればより詳細な条件で検索を使うでしょう。その条件をorで検索するのかandで検索するのかという点についても考慮して改善を繰り返しています。

まとめ

以上のことから
・UXの最大化は必ずしも企業の目標とUIの最大化に繋がるとは限らない
・企業の目標とUIが修正されるたびに再度考慮し、修正・改善を続けて行わないといけない
ということは認識できましたか?

職種ごとに特化したサイトを作成していく場合、そのたびにペルソナがあるはずですし、それに応じて改善を図っていかなければなりません。
これまでなかったスマホといったデバイスや、SNSが普及することでその時代のUXは変化していきますし進化していきます。
新しいものが出るたびにどんなユーザー体験ができるのか考慮しながらこれからも改善を図っていきます。

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